Finn Juhl の作品

キリムの上に置かれた後ろ姿の53チェアの写真

53 CHAIR

彫刻作品を思わせる美しい曲線

《 展示店舗 》 ロゴバ東京店・ロゴバ大阪店

1953年デザイン
FJ-01 W720×D770×H725 SH360 AH570 53チェアのイラスト画像
二脚並べられた53チェアの写真

「No.53は、1953年にコペンハーゲンの家具職⼈ギルド展のためにデザインされた椅⼦です。
家具製作の技術を持たなかったフィン・ユールを、製作⾯で⽀えた名⼯ニールス・ヴォッダーに因んで、「NV53」という名前で発表されました。

このNo.53の特徴は、動物の⾓を連想させるアームにあります。

このアームは丸みを帯びた後脚から滑らかに連なり、シャープなラインを描きながら途切れることなく先端へと続いています。

アームに施された装飾的なくぼみは、肘が⼼地よく収まるための機能も兼ね備えています。アームの先端がわずかに上向きにカーブしている造形から、「家具の彫刻家」と称されるフィン・ユールの表現⽅法が⾒てとれます。

53チェアのアーム先の写真
ナチュラルレザーの53チェアの全体写真

No.53 も、「構造を担う部分」と「体を⽀える部分」が明確に分離され、シート部分は、フレーム部分から独⽴しており、浮いているように⾒える構造となっています。

どの⾓度から⾒ても美しいこの椅⼦は、座⾯の⾼さが低く、ゆったりとしたプロポーションで、⾒る⼈が⾃然と座りたくなるような雰囲気を持っています。

こそして、No.53は⽇本と深い繋がりを持つ作品としても知られています。

⽇本の企業であるキタニが、かつては製作ライセンスを取得していました。このライセンスは、1986 年に当時ライセンスを相続していたフィン・ユールの奥様であるハナ⼥史から特別に貸与されたものでした。

残念ながら、ライセンスは2021年を持って期間が満了し、キタニでの製造は終了してしまいましたが、この出来事を通じて、No.53をはじめとするフィン・ユールの作品が⽇本で⾼い評価を受け、その知名度を⼤きく⾼めることとなりました。

二脚並べられた53チェアの写真
53チェアのアーム先の写真2 横から見た53チェアの全体写真
53チェアのアーム部分のデティール写真 53チェアのアーム接続部分のデティール写真