Finn Juhl の作品
Pelican Chair
ペリカンが翼を広げて湖に降り立った姿《 展示店舗 》 ロゴバ東京店・ロゴバ大阪店
1940年デザイン
FJ4000 W850×D760×H680 SH370
ペリカンチェアは、1940年にコペンハーゲン家具職⼈ギルド展で発表されました。
この作品には、抽象彫刻で知られるドイツ生まれのジャン・アルプ(1886−1966)やイギリスのヘンリー・ムーア(1898−1986)など、当時人気を博しつつあった彫刻家の作品に見られるような⼤胆かつ滑らかな曲線が使われており、フィン・ユールが当時の芸術運動に関⼼をもっていたことが推測されます。
ペリカンが翼を広げ湖に降り立つ姿を彷彿させる⽣命⼒溢れるフォルムは、当時の椅子デザインの常識を打ち破るものでした。
そこには、芸術家ジャン・アルプが参加した「既成の秩序や常識を打ち破る芸術運動 “ダダイズム”」にも通じる精神が感じられます。
見る者すべてを惹きつけるペリカンチェアの特徴的なフォルムは、単に見た目の美しさを追求するものではなく、人の身体をそっと受け止め優しく包み込む、座る⼈に快適な座り⼼地を実際に提供するための “デザイン” なのです。
しかし、ペリカンチェアのその魅⼒は発表当時には理解されませんでした。
ユニークすぎる造形にのみ、当時の批評家たちは「潰れたテニスボール」「疲れたセイウチ」と言って、否定的な評価を下しました。
そのためか、この展⽰会に出品された2点のみがオリジナルとして製作されただけで、その後数⼗年にわたり、この “デザイン” が注⽬されることはなかったのです。
そしてやっと、発表当時 そのユニークさに時代が追いつかず、正当な評価を得られなかったペリカンチェアは、61年の年⽉を経た2001年に市場への⽣産を開始します。
その結果 現在では、デンマークデザインのアイコン的存在として、世界中の人々から愛される名作となっているのです。
ロゴバでも、多くのお客様が、ペリカンチェアの愛らしさと座り⼼地の良さに感動され、北欧デンマーク家具のファンになられます。まさに、フィン・ユールの⾮凡な才能が、長い年月を経た今、世界に理解されたと⾔えるでしょう。


