私どもロゴバの企画で,1998年4月25日 (土) 〜 5月17日 (日)大阪市が運営するアジア太平洋トレードセンターITM楝10Fにて開催されました。
5月10日(日)のNHK"新日曜美術館"では、当展の案内が放送されました。
遊牧民・夢・華
キリムの素晴らしい世界
本展では、日本でいまだ一部の人にしか認知されていないキリムの素晴らしさを、世界的評価を得た逸品でじっくりとご紹介し、 キリムの芸術品・工芸品としての価値の高さを確認していただくとともに、遠い国からの贈り物“キリム”がこれからの私たちの住空間を 豊かに演出する素晴らしいインテリア素材であることを、様々な角度から表現いたしました。
第1会場:ガルベストン・コレクション
第1会場にはヨーロッパ随一のプライベートコレクションと噂の高い逸品ガルベストンコレクションを特別展示いたしました。 さらに、キリムでできた豊臣秀吉の陣羽織も参考展示し、日本人とキリムの関わりを探りました。 このようにキリムが本格的に紹介された展覧会は、まさに本展が日本初のことでした。
中央アナトリア 1.82m×3.50m
このキリムは、中央アナトリアのシヴァスで織られたものです。 アーチ型の文様(ミヒラーブ文)が横にいくつも並ぶ形式のキリムを特に「サッフ」と呼びますが、 このキリムは特に多数のミヒラーブ文が並び、まるで摩天楼が立ち並ぶ現代の大都市の風景を表現 したかのようなモダンなデザインとなっています。また、配色もユニークで、西アナトリアの影響を受けているとも思われます。
豊臣秀吉所用の鳥獣文綴織陣羽織(重要文化財 京都 高台寺)の複製(龍村美術織物所蔵)
第2会場:ロゴバ・コレクション
第2会場には、トルコ、イラン、アフガニスタン、コーカサス、モロッコ等のイスラム圏の代表的な味わいを持つキリムを ロゴバ・コレクションより選び、展示いたしました。
さらに、キリムの様々な織り方、染料の種類、様々な文様の意味を具体的に説明すると共に、今後のキリムの動向を解説いたしました。
"インディアン・ムーン" トルコ・コンヤ 2.43m×2.97m
イタリアのファッションデザイナー=ロメオ・ジリの斬新なデザインをトルコの優れた織手の技術で、 完成させた、アブラッシュの素晴らしさを見事に表現した、非常に美しい現代キリムです。